「これからも文化をつないでいきたい」大槌まつりが2年ぶりに復活

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大槌最大の祭り「大槌まつり」は9月22、23の両日、大槌稲荷神社と小鎚神社合同で行われ、神輿の練り歩きが2年ぶりに復活した。町内は来春以降、土地区画整理事業による大規模な盛り土が予定されており、かつての「街並み」を神輿が練り歩くのは今回で最後となる見込み。

安渡の大槌稲荷神社では21日の宵宮に続き、22日は魚市場やきらり復興商店街、大槌第6仮設団地などを神輿が練り歩き、虎舞や鹿子踊、神楽など10の伝統芸能も披露された。禰宜の十王舘勲さんは「いつもより寂しい祭りだったが、心はつながった。これからも文化をつないでいきたい」と話した。

上町の小鎚神社でも22日の宵宮に続き、23日は神輿2基と伝統芸能17団体が被災した町役場や旧大槌駅前、桜木町などを練り歩いた。午後から大雨となったが、最後まで歩き通した。

小鎚神社の大祭に参加した四日町手踊り組はメンバーが震災で各地の仮設住宅にばらばらになり、練習にも苦労しながらこの日を迎えた。会長の佐々木清三さんは「震災で亡くなったメンバーの思いを断ち切りたくなかった。みんなで一所懸命踊れて良かった」と振り返った。

記事=松本 裕樹 / 木村 愛写真=松本 裕樹